水耕栽培で無限野菜!

液体肥料ハイポニカを使ったお手軽な水耕栽培を紹介します。

オクラの水耕栽培(4)

スーパーで買った食べる「おくらの新芽」から作った苗を自作の水耕栽培容器にセットしてちょうど10日が経ちました。見た目はこんな感じで本葉が2枚から3枚に増えたのがおわかりでしょうか。ひょろ長かったモヤシのような苗が少ししっかりしてきました。

f:id:tky2020:20200615222629j:plain

根っ子の方はどうでしょうか。蓋を開けてみると・・・こんなに根が増えています!増えたというより伸びたという方が正確でしょうか。ハイポニカ液体肥料恐るべしです。

すでに梅雨に入ってしまったので日照が少なくなっていますが梅雨明けまでにしっかり成長してもらって7月後半くらいからオクラの収穫がスタートできればよいなあと思っています。

f:id:tky2020:20200615222927j:plain

種から作った苗の方も見てみましょう。元々本葉3枚からスタートしたので5枚まで増えています。最初の方の本葉はかなり大きくなっていますね。

f:id:tky2020:20200615224650j:plain

ん?もう蕾が出てきていますね。でも最初の蕾は花が咲かずに枯れ落ちてしまうことが多いので(花を咲かせる体力が不足?)あまり期待しない方がよいでしょう。

f:id:tky2020:20200615225628j:plain

こちらも根っ子の様子を見てみましょう。わ、すごい!ハイポニカパワー炸裂です。わっさ~って感じに増えています。太い根からさらに細かい根がたくさん生えているのが確認できます。実は根っ子フェチかもしれません。いくら見てても飽きないので(笑)

f:id:tky2020:20200615225019j:plain

空芯菜の水耕栽培(2)

空芯菜の新芽」も「おくらの新芽」と同様に2週間ほど水を入れた容器でリハビリさせました。その結果がこちら。オクラと同様に本葉と根っ子がしっかり増えて苗化しているのがわかります。

f:id:tky2020:20200614225313j:plain
f:id:tky2020:20200614225520j:plain

これをスペシャル容器にセットしていきます。それがこちら。ペットボトルの飲み口8連容器(笑)もちろん容器は100均で入手しました。

f:id:tky2020:20200614230423j:plain

オクラと同様にメラミンスポンジを使って苗を飲み口にセットしていきます。ハイポニカ養液の濃度はオクラと同じにしています。空芯菜はオクラほど「大水飲み」ではないハズなので1箇所に2本ずつにしてみます。空芯菜水耕栽培は初めてなので果たして上手くいくでしょうか。

f:id:tky2020:20200614232114j:plain

オクラの水耕栽培(3)

5/17に「おくらの新芽」をスーパーで購入し、6/5に無事苗化に成功しました。根の様子ですが比べてみると劇的な変化はないものの増えているのがわかります。

f:id:tky2020:20200612215011j:plain
f:id:tky2020:20200612215100j:plain

一番の変化は発芽直後で双葉だけだった芽に本葉が生えた点です。本葉1枚だけの芽が多いですが、中には2枚目の本葉が生えた芽もあります。本葉が出たらリハビリが成功した、つまり食材から苗に変化したと判断してよいでしょう。本葉のおかげで太陽の光から栄養を作り出す能力が備わりました。

f:id:tky2020:20200612215032j:plain

何本か枯れてしまいましたが、今回はこれだけ生き残りました。これだけあればオクラが売るほどできることでしょう(たぶん)。今年は本葉の状態がよい10本ほど栽培することにして、残りは強風などのアクシデントで折れてしまった際の予備としてしばらく取っておきます。

f:id:tky2020:20200612215135j:plain

早速準備しておいた容器にセットしていきます。茎が長くすぐ折れてしまうので優しくスポンジに挟んで容器の蓋の上からペットボトルの飲み口部分に根の方から入れてセットします。根を折らないように細心の注意を払います。

f:id:tky2020:20200612215203j:plain

養液については、水耕栽培にはこれ一択と言っても過言ではない協和株式会社さんのハイポニカ液体肥料を使用します。ハイポニカの能力の凄さについては他に譲り、ここではその説明は省略します。近所のホームセンターでは取扱っていないので自分はいつもネットで購入しています。

容器にあらかじめ作っておいたハイポニカ養液を注ぎます。オクラの成育に適した希釈濃度は10リットルの水に対してA液・B液をそれぞれ10ミリリットルずつ入れると経験上ちょうどよいです。オクラは根が完全に水に浸かってもまったく問題ないので、容器をほぼ満タンにします。もちろんエアレーションも必要ありません。

f:id:tky2020:20200612215237j:plain

養液を入れた容器に苗をセットした蓋をかぶせたら完成です。梅雨入り前の強い日差しを一日中浴びると枯れてしまう可能性が高いので、この時期は半日程度の日差しを当てるだけで十分です。

f:id:tky2020:20200612215316j:plain

昨年収穫した種を土に蒔いて作った苗も同じタイミングで水耕栽培にスイッチしてみます。透明な蓋にアルミホイルを被せた方が種から土で育てた方になります。流石にしっかりとした苗ですね。「おくらの新芽」の方が心配になります。

f:id:tky2020:20200612215344j:plain

強風で茎が折れてしまわないようにこのように爪楊枝をスポンジに刺して紐で軽く結んでおくとよいでしょう。この先の成長が楽しみです。

f:id:tky2020:20200612224635j:plain

空芯菜の水耕栽培(1)

スーパーで売っている株式会社サラダコスモさんから発売の"サラダでシャキシャキ「空芯菜の新芽」(岐阜県産)。すでに成功をおさめている「おくらの新芽」と異なり、こちらの水耕栽培はまったくの初挑戦。果たして"無限化"は可能なのでしょうか。

f:id:tky2020:20200607000810j:plain

この空芯菜もオクラと同様に新芽達が束になっていて根っ子が絡み合っています。まずは1本1本丁寧に根っ子をほぐしてから根っ子が折れていない茎が真っ直ぐに伸びた丈夫そうな新芽を選別していきます(オクラよりは簡単でした)。

そして、やはりオクラと同様に冷蔵状態から常温になじませるため、水を入れた瓶に入れて明るい窓際で2週間ほどリハビリをさせてから苗にしていきます。ちなみに空芯菜アサガオ科なので双葉の形がU字型をしていてなんとなーくアサガオっぽさがありますね。

f:id:tky2020:20200607004144j:plain

オクラのときもそうですがこんなヒョロヒョロした新芽がちゃんと育つのかこの時点ではにわかに信じられません。さて、オクラのように上手くいくでしょうか。もちろん残りの新芽はパッケージの絵にもある冷やし中華に入れて美味しくいただきました♪

オクラの水耕栽培(2)

現在、スーパーで買った99円の「おくらの新芽」から水耕栽培用に取り分けた苗の素?を、水を入れた瓶に入れて直射日光が当たらない場所でリハビリさせています。

その間に栽培用の容器を準備します。お金をかける必要はまったくありません。100均で売っている容器で十分です。オクラは木みたいに成長して夏場は大酒飲みならぬ大水飲みになるので、最低限この程度の大きさ(これはCD、DVD整理用のもの)、かつ、光を通さない容器を用意します。できれば透明の蓋は避けましょう。なぜかって?根に光が当たるとうまく成長しないおそれがあるからです。根は土の中と同じ真っ暗な環境にしてあげましょう。透明の蓋しかない場合はアルミホイルを被せれば問題ありません。

f:id:tky2020:20200530224155j:plain

今回は、ピンクの蓋の方を使ってみます。このサイズの容器に対して1本の苗が適切ですので、苗をセットするための穴を蓋の中央に開けていきます。電動ドリルの場合は素材によっては蓋が割れやすいので最初は小さな穴から始めましょう。

f:id:tky2020:20200601204020j:plain

ここからペットボトルの飲み口部分をねじ込めるサイズの穴に広げていきます。ペットボトルの飲み口を使う理由は、単に穴だけだと苗が固定できないからです。穴の直径はだいたい28mmくらいで、きれいな円でなくても問題ありません(去年の容器なので色褪せしています)。

f:id:tky2020:20200601210352j:plain

自分はテーパーリーマーという道具を持っているのでこれを使います。テーパー状になっているので穴を拡げ過ぎないよう少しずつ穴のサイズを拡大するのにとても便利です。

f:id:tky2020:20200601193147j:plain

普通の人は持っていないはずなので(汗)、キリで穴を円形に複数箇所開けてから、カッターで穴と穴の間を切っていくやり方か、半田ゴテで溶かしていく方法でもよいでしょう(有毒なガスが発生するので要換気)。

次にペットボトルの飲み口部分だけを用意します。飲み口部分は意外と硬いので、100均で売っている小さなノコギリを使用して切断します。なければハサミやカッターで飲み口から少し離れた柔らかい部分から切り始めればよいでしょう。パン切り包丁が意外と楽に切れました。飲み口部分が切り取れたら上から蓋の穴にねじ込んで取り付けます(飲み口が容器に落ちなければスカスカでも問題ありません)。

f:id:tky2020:20200601214858j:plain
f:id:tky2020:20200601193335j:plain

この飲み口部分を使う理由は、苗が容器に落ちたり、苗の茎を傷めたりしないようにするためのスポンジをセットするためです。自分はサイコロ状にカットされているメラミンスポンジを半分にスライスして使っています。さらに苗の茎を穴の中央にセットするための切り込みを入れて角を落とします。パックマンみたいですね(古っ)。

f:id:tky2020:20200601212109j:plain
f:id:tky2020:20200601203814j:plain

これを苗の茎に挟んでこのように飲み口にセットします(苗がないので竹串で代用)。穴に対して大きいスポンジをギュウギュウに詰めてしまうと茎が圧迫されて苗が死んでしまいますのでご注意下さい(前科あり)。

f:id:tky2020:20200601204839j:plain

参考までに、去年の枯れた後のオクラの茎です。順調に育つとこのように飲み口がパンパンになるくらい茎が太くなります。こうなると苗が自立するので最後まで支柱は必要ありませんが、風の強い日や台風が来ることもあるので、オクラの茎を紐でどこかに結んでおくことをおすすめします。

f:id:tky2020:20200601211049j:plain

これでオクラ用の水耕栽培容器の準備は完了です。

f:id:tky2020:20200601212249j:plain

次回はリハビリで元気になっているであろう「おくらの芽」から作った苗をセットしていきます。

オクラの水耕栽培(1)

これまで野菜や観葉植物などたくさんの水耕栽培にチャレンジしてきました。その中で水耕栽培に向き・不向きな植物があることがわかってきました。

そこで、エアレーションなど特別な装置が必要なく、費用もほとんどかからないお手軽簡単な野菜を紹介したいと思います。それは、圧倒的に「オ・ク・ラ」です!

なぜオクラなのか。その理由はこれから徐々に明らかに!?基本的に液体肥料水を切らさないようにして日なたに置いておくだけで木のようなオクラが育ち、ピーク時には巨大なオクラがほぼ毎日収穫できるようになります。さらに毎年秋に種を採っておけば翌年以降も無限にオクラが食べられます(当ブログタイトルの所以)。

それでは、まずはじめにオクラの苗を入手してみましょう。あれ?今ホームセンターを思い浮かべましたか?回れ右で今すぐ近所のスーパーの野菜コーナーに向かってください。そしてこれを買いましょう。自分の近所では99円で売っていました。それがこちら。

f:id:tky2020:20200517110610j:plain

株式会社サラダコスモさんから発売のその名も"ねばねば健康野菜「おくらの新芽」(岐阜県産)"です。生産者は有限会社中津川サラダ農園さんとのこと。

f:id:tky2020:20200517123619j:plain

これを使ってオクラを無限に育てていきます。もちろんホームセンターの苗でも種から土で発芽させた苗でも問題なく水耕栽培できますのでご安心を。

無事入手できたら中身を取り出します。ヒョロヒョロもやしみたいに徒長していて不安になりますが大丈夫です。根が複雑に絡まっているのでこの状態から根を傷めないよう慎重にほぐして1本1本バラバラにしていきます。

f:id:tky2020:20200517221349j:plain

うまく絡まった根をほぐすことができるとこのように根を折らずに新芽を取り出すことができます。

f:id:tky2020:20200517221504j:plain

水耕栽培を始める前に枯れてしまうこともあるので、育てたい本数の倍くらい集めたらよいでしょう。集めた新芽はすぐに水を入れた容器に根を折らないようそっと移します。そして直射日光が当たらない明るい窓辺に2週間くらい置いておきます。ここで新しい根と本葉が出て元気になるのを待ちます。元々スーパーの売場で冷蔵されていたものなのでいきなり日光に当てたりすると急激な環境変化で枯れてしまいますので焦りは禁物です。

f:id:tky2020:20200517222142j:plain

ところで残った芽はどうしたかって?もちろんサラダにしておいしくいただきました♪