水耕栽培で無限野菜!

液体肥料ハイポニカを使ったお手軽な水耕栽培を紹介します。

オクラの水耕栽培(2)

現在、スーパーで買った99円の「おくらの新芽」から水耕栽培用に取り分けた苗の素?を、水を入れた瓶に入れて直射日光が当たらない場所でリハビリさせています。

その間に栽培用の容器を準備します。お金をかける必要はまったくありません。100均で売っている容器で十分です。オクラは木みたいに成長して夏場は大酒飲みならぬ大水飲みになるので、最低限この程度の大きさ(これはCD、DVD整理用のもの)、かつ、光を通さない容器を用意します。できれば透明の蓋は避けましょう。なぜかって?根に光が当たるとうまく成長しないおそれがあるからです。根は土の中と同じ真っ暗な環境にしてあげましょう。透明の蓋しかない場合はアルミホイルを被せれば問題ありません。

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今回は、ピンクの蓋の方を使ってみます。このサイズの容器に対して1本の苗が適切ですので、苗をセットするための穴を蓋の中央に開けていきます。電動ドリルの場合は素材によっては蓋が割れやすいので最初は小さな穴から始めましょう。

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ここからペットボトルの飲み口部分をねじ込めるサイズの穴に広げていきます。ペットボトルの飲み口を使う理由は、単に穴だけだと苗が固定できないからです。穴の直径はだいたい28mmくらいで、きれいな円でなくても問題ありません(去年の容器なので色褪せしています)。

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自分はテーパーリーマーという道具を持っているのでこれを使います。テーパー状になっているので穴を拡げ過ぎないよう少しずつ穴のサイズを拡大するのにとても便利です。

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普通の人は持っていないはずなので(汗)、キリで穴を円形に複数箇所開けてから、カッターで穴と穴の間を切っていくやり方か、半田ゴテで溶かしていく方法でもよいでしょう(有毒なガスが発生するので要換気)。

次にペットボトルの飲み口部分だけを用意します。飲み口部分は意外と硬いので、100均で売っている小さなノコギリを使用して切断します。なければハサミやカッターで飲み口から少し離れた柔らかい部分から切り始めればよいでしょう。パン切り包丁が意外と楽に切れました。飲み口部分が切り取れたら上から蓋の穴にねじ込んで取り付けます(飲み口が容器に落ちなければスカスカでも問題ありません)。

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この飲み口部分を使う理由は、苗が容器に落ちたり、苗の茎を傷めたりしないようにするためのスポンジをセットするためです。自分はサイコロ状にカットされているメラミンスポンジを半分にスライスして使っています。さらに苗の茎を穴の中央にセットするための切り込みを入れて角を落とします。パックマンみたいですね(古っ)。

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これを苗の茎に挟んでこのように飲み口にセットします(苗がないので竹串で代用)。穴に対して大きいスポンジをギュウギュウに詰めてしまうと茎が圧迫されて苗が死んでしまいますのでご注意下さい(前科あり)。

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参考までに、去年の枯れた後のオクラの茎です。順調に育つとこのように飲み口がパンパンになるくらい茎が太くなります。こうなると苗が自立するので最後まで支柱は必要ありませんが、風の強い日や台風が来ることもあるので、オクラの茎を紐でどこかに結んでおくことをおすすめします。

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これでオクラ用の水耕栽培容器の準備は完了です。

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次回はリハビリで元気になっているであろう「おくらの芽」から作った苗をセットしていきます。